空き家を無料で手に入れる方法を知っていますか?

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「負動産時代 マイナス価格となる家と土地」(朝日新書2019年2月)
-こんなタイトルの書籍が出版されるほど、空き家をめぐる環境は深刻さを増しています。
しかし、これを逆手に取って、売るに売れない空き家を利活用しようとの動きも活発になってきました。

1.ぎゅっとONOMICHI

尾道空き家対策専門家協議会が始めた「ぎゅっとONOMICHI」は、無料の譲渡希望不動産を、
所有者と譲渡希望者が直接交渉するキッカケとなる場をインターネット上などで提供する試みです。
弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士など専門家チームが協力してつくった協議会は、
取引をめぐる紛争には一切責任を負いませんが、2017年7月から2019年2月までに尾道市で5件、三原市で1件の譲渡がまとまっています。


2.家いちば

株式会社エアリーフローが運営する「家いちば」は、空き家を抱えてどうしようかと悩んでいる所有者が、
買い手を自分で探すための掲示板サイトで、掲載は無料。
売り手が物件情報を直接投稿し、買いたい人はそれを見て直接、売り手に問い合せるという新しいタイプの市場で、
交渉がまとまり契約を結ぶ段階で専門家が支援する仕組みです。
サイトには北海道から沖縄まで、無償とは限りませんが「こんなの買ってくれる人いるの?」というような物件が並んでいます。

3.マイナス富動産

一般社団法人全国空き家流通促進機構が運営する「マイナス富動産」は、相続や競売など様々な事情から発生する、
一般流通網には出てこない不動産を紹介しています。
サイトには、1円別荘とかマイナス5万円など「売れないはずの物件」が並んでいます。


4. 檜原村村営住宅無償譲渡

空き家ではありませんが、東京都奥多摩郡檜原村は2018年12月、3LDKの村営住宅(家賃月5万円)に20年間住み、
その後も住み続ける意思のある人に無償譲渡する条例案を可決しました。
当初は新築ですが、空き家を移住促進住宅にする計画もあるとのことです。


5.まとめ

紹介した事例はごく一部ですが、空き家などの無償譲渡には、メリットとともにデメリットもあることは言うまでもありません。
メリットの一番は取得費用がかからないことで、過疎地の空き家では補助を受けられることもあります。
デメリットとしては、ケースによってはリフォームに予想外の費用がかかること。
固定資産税など各種の税金が空き家でもかかってくるのは当然ですが、贈与税がかかることがあるのも要注意です。
また、自治体の空き家バンクを利用する際、自治体はあくまでも情報提供のみであることに留意する必要があります。

空き家なうでは今後も空き家に関する事例・体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。



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