雑草伸び放題の空き家の存在は迷惑です

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「空き家」と言えば、まず浮かぶイメージは庭の雑草が伸び放題、いわゆる「草ボウボウ」ですね。
雑草はたくましいですから、空き家を放置すると、例外なく雑草が我がもの顔に生えてきます。

雑草が伸び放題の空き家は、いくら豪勢なつくりであっても景観が台無しになります。
そして蚊など害虫がはびこりやすくなります。

家の中が見えにくくなると不審者が侵入しやすくなりますし、タバコのポイ捨てで火災の危険度も増します。

近所に雑草が伸び放題の空き家があるのは、だれにとっても嫌なものです。


1. 雑草を規制する法律は?

では、どうして雑草が伸び放題の空き家が増えているのでしょうか。

規制する法律はないのでしょうか。

実は、雑草を規制する文言の入った「条例」は、全国のかなりの自治体で制定されています。
「名張市あき地の雑草等の除去に関する条例」、「北九州市あき地に繁茂した雑草等の除去に関する条例」、「深谷市くらしの環境美化条例」、「伊丹市環境保全条例」など、名称はさまざまです。

具体例として、伊丹市の条例を見てみましょう。

第65条に、「適正に管理されていない土地とは」として次のような雑草に関する規定が盛り込まれています。

(1)空き地の約3割以上が高さ1メートル以上(建築物の存する土地に隣接する空き地にあっては、50センチメートル以上)の繁茂した雑草または枯草に被われているとき。

(2)当該空き地に繁茂した雑草または枯草のため、そ族昆虫が発生し、またはそのおそれがあるとき。

(3)当該空き地に繁茂した雑草または枯草のため、火災、犯罪その他の事故のおそれがあるとき。

(4)当該空き地に廃棄物が投棄されているとき。

雑草が生えることによって予想される「困ったこと」が列挙されており、この条例に触れると判断されると、市による指導・勧告が行われます。

ただ、条例があっても、放置され雑草が生い茂る空き家がたくさんあるのが現実です。

雑草だけにとどまらず、崩壊の危険があるところまで空き家の劣化が進むと、空き家特措法の出番になりますが、雑草の規制に対する条例の強制力には限界があるのです。


2. 雑草の除去にはいろんな方法があります

時間と体力に心配がなければ「手作業」で抜くのが手っ取り早い方法ですが、庭の広さによっては手作業で徹底的に雑草を退治するのは大変な作業です。よほど条件に恵まれていないと、むずかしいでしょう。

自治体によっては「草刈り機」を貸し出す制度を設けているところもありますから、これを利用するのもいいかもしれません。

この他には
➀砂利やレンガを敷き詰める
➁水で固まる土を盛る
➂除草剤をまく
➃防草シートを敷く
などの方法がありますが、広い面積になると大変です。

この中で最近、わりあい手軽にできる方法として、防草シートが注目されています。
家庭用もホームセンターやオンライン市場で販売されています。

ただ、防草シートには織物と不織布の2種類あり、しっかりした製品を選ばないと葉先のとがった雑草が突き抜けたり、太陽光を通して雑草が育つこともあるので、注意が必要です。


3. 手に負えないときは業者に依頼

空き家・空き地の所有者が遠隔地に住んでいるなど、自分で対策できない事情がある場合は、放置せず専門業者に依頼するのが賢明です。

空き家の維持管理の専門業者をはじめ、造園業者、各地のシルバー人材センターなどが除草サービスを扱っていますが、機械による草刈りか、徹底的な草むしりか、そして雑草の生え具合や面積などによって、料金は変わってきます。

事前の見積もりで中身をしっかり確認して依頼しましょう。

 

 

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

 

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