空き家の家財処分を効率的に行うには?
公開近年、社会問題となっている空き家問題。
空き家を放置したままだと、周囲の景観を損ねるだけでなく、犯罪の温床となったりすることもあるため、空き家の利活用など早めの対処が必要です。
利活用のために、まずやるべきことは家財の処分ですが「家財が多くてどう処理したらいいのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、空き家の家財処分の流れとコツについて紹介します。
家財処理の流れ
まずは、家財処分の流れを明確にしましょう。
【1.分別】
空き家内の家財品を整理し、使えるものと廃棄物を分類します。
【2.販売】
使える家財品をリサイクルショップやフリマアプリを活用して販売します。
【3.廃棄物処理】
破損しているなど、使えない家財品は廃棄となります。
【分別のコツ】 家財の価値を知ろう
まず知っておきたいのが、家財の価値です。空き家の中には、まだ使える家具や家電製品が残っていることもあります。これらのアイテムは販売するという方法があります。一方で、残された家財品の中には、壊れていたりして再利用できないものもあります。そこで、まずは再利用するもの、ゴミとして処理するもの、大きく2つに分別しましょう。
【販売のコツ】リサイクルショップ、フリマアプリの活用
再利用できる家財は、リサイクルショップに買い取り依頼をするほか、フリマアプリやネットオークションなどで販売するのもよいでしょう。商品の発送などの手間はありますが、自分の希望の価格を設定できるため、リサイクルショップより高く売れることもあります。
【廃棄物処理のコツ】 適切な処理方法を確認
再利用できない家財は廃棄となります。自治体のゴミ処理センターやリサイクル施設に相談し、適切な処理方法を確認しましょう。
家電リサイクル法では、家庭用エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、製造業者等のリサイクルが義務づけられています。収集運搬料金とリサイクル料金を支払うことなどが定められているので、必ず自治体からの案内をみてみましょう。
不要品回収業者へ依頼して、ゴミを回収してもらうという方法もありますが、なかには、回収したゴミを不法投棄するなどの悪質な業者もあります。依頼する際は慎重に業者を選びましょう。
空き家の家財処分は、地域貢献への第一歩
空き家の家財処分は、地域の美化や再活性化に貢献する重要なステップです。価値のあるアイテムを再利用することや、廃棄物の適切な処理方法を選ぶことで、地域社会の持続可能な発展に寄与できます。空き家の家財処分に取り組む際は、これらの流れとコツを参考にしてみてください。