観光客でにぎわう京都の空き家問題!?
公開空き家問題が全国規模で進行していますが、インバウンドの観光客でにぎわう京都も、例外ではありません。
1.観光客でにぎわう京都でも空き家問題が
寺社仏閣、歴史的建造物、豊かな自然を借景にした庭園、四季折々の祭礼など魅力的な観光資源にあふれている京都。
かつては高層ホテルや、市街地でのマンション建設を巡って乱開発であると物議を醸しました。
その後、歴史的景観を守るための屋外広告条例や建物の高さ制限の見直しが行われ、
ようやく古都としての魅力を護ろうという機運が高まってきました。
そんな中、現在進行しているのが、なんと空き家問題なのです。
2.京都市が打ち出した対策
増え続ける空き家を有効利用するための施策として、京都市は2019年4月「京都市空き家活用・流通支援等補助金」を創設しました。
補助金が支給される活動は以下3つの大きなくくりに代表されます。
- 芸術家の制作の場づくり
- 地域の居場所づくり
- 留学生の住まい
1つずつ特徴を見ていきましょう。
< 芸術家の制作の場づくり >
「BASEMENT KYOTO」が「カリアゲJAPAN」のシステムを利用して、アーティストのためのDIY賃貸の提供を始めました。
これは、業者がある程度のリノベーションを行いつつ、居住者が利用しやすいようにさらに手を加えることができるというものです。
すでに数件、芸術を志す若者たちの入居も始まっているようで今後の進展が楽しみな施策です。
< 地域の居場所づくり >
子供たちやシニアなど異世代の交流の場を通して、家庭内に居場所のない少年少女たちや、留守家庭の孤独な子供たち、
一人暮らしのお年寄りを見守る安心・安全な場の提供に結びつくことが期待されています。
< 留学生の住まい >
京都は歴史都市であると同時に学生の街でもあります。
留学生と日本人学生が共に生活し、互いに学びあう場としての機能を空き家に求めるとき参考になるのは、京都大学吉田キャンパスの南に1965年に設立された「Hdb京都国際学生の家」です。
ここは「共に住む」留学生と日本人学生が様々な活動を通して互いに違いを認め、世界の平和に貢献する人材を育成する場として50年以上にわたり多くの若者を育成してきました。
そのような場が、京都ならではの歴史的街区に残る京町屋で提供されたら、どんな化学反応が起きるのか、楽しみなところです。
3.京都ならではの伝統を護りながら
空き家の活用によってアート、多世代交流、多文化共生が実現できれば、活力あるコミュニティを再生できるのではないでしょうか。
棟続きの京町屋ならではのオープンな街で、一時的な訪問者もそこで生活する様々な人々も共に伝統を護りつつ独自の文化を新たに紡ぎます。
そんな魅力的で活気あふれる「まちづくり」のために、市の補助金が有効に使われることを期待したいです。
空き家なうでは今後も空き家に関する体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。
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