空き家を借りてDIYしよう
公開国土交通省が2016年4月に公表した「DIY型賃貸借のすすめ」が、最近注目されています。
1. DIY型賃貸借のメリットは?
空き家のレンタル(賃貸)に自分でリフォームを楽しめるDIY(Do It Yourself)を採り入れたもので、
そのガイドブックによると、メリットとして以下の3点を挙げています。
・貸し主は空き家を現状のまま貸せて手間がかからない。
・借り主は賃貸住宅なのに自由にリフォームできる。
・借り主は退去する時に原則原状回復しなくてもよい。
貸し主と借り主の利害が一致した発想で、
ガイドブックでは一般的な賃貸借契約との違い、貸し主・借り主双方のメリット、
DIY型賃貸でできる造作の例、
その手順、取り決めのポイント、契約書の例などを詳しく紹介しています。
2.DIYをしてみたい方におすすめのサイト「GOODIY」とは?
この考え方を採り入れて2018年11月にオープンしたのが、
DIY型賃貸の専門ポータルサイト「GOODIY」です。
「空き家を“世界にひとつだけのMY空間”へ」をキャッチフレーズに、
東京をはじめ首都圏を中心に活動しています。
GOODIYが紹介する賃貸物件は、
建物躯体を除いて大胆なリフォームが可能で、退去時の原状回復も不要。
事前に物件の調査を行っていて、適切なアドバイスを期待できる。
そしてユニークなのは、借り手のDIYへのこだわり具合に合わせて、
3つのプランを設けてリフォームの自由度を売り物にしていること。
・セルフプラン DIY上級者向け。借り主側が自分で文字通りDIYを行う。
・サポートプラン DIY初心者が対象。予算に合ったリフォームパックを選べる。
・カスタマイズプラン プロにリフォームを依頼する。
サポートプランとカスタマイズプランを利用して5~7年入居する人には、リフォーム費用補助制度も用意されています。
物件一覧をのぞいてみると、立地、賃料、管理費などに加えて、おすすめプランと海藻自由度がグラフで示されています。また、長屋がバル&カフェに再生された実例なども紹介されています。
このほか、一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)のDIY長期リースによる
「おまかせ借上げ制度」は、10年以上の定期借家契約を条件に空き家を借り上げて、
リフォームのうえ転貸しする仕組みです。
JTIがこれまで実施していた「マイホーム借上げ制度」では
耐震基準の問題や資金難から制度の利用をあきらめていたオーナーや、
リフォームの自由度に注目した入居者の利用が増えているそうです。
空き家なうでは今後も空き家に関する体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。
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