空き家に入居すれば家賃が補助される?

最近になり、 不足する公営住宅を補うために、公営住宅の入居資格者が空き家に住む場合に、
家賃補助を行う制度を導入している自治体が増えてきました。

また、自治体が 空き家を取得もしくは借り受け、地域住民のコミュニティ・スペースとして
様々な用途やイベントに利用するケースもあります。

この記事では、空き家の家賃補助制度やコミュニティ・スペースの活用事例について、ご紹介します。



1.自治会内にある空き家を活用した「富士見台ふれあい館」

山梨県都留市にある富士見台自治会(世帯数80世帯)が、
都留市の「空家等活用地域活性化拠点整備事業補助金」を活用して、
世代間の交流の場として集会場に生まれ変わった例をご紹介します。

建物の老朽化や、生い茂る雑草で周囲に迷惑となっていた空き家を
仏間と隣の部屋の壁を取り、 約30人が入る広間として改修しました。

また風呂場は撤去して小部屋として改修し、ミニ図書館が設置、
段差解消などの工事も施され、「富士見台ふれあい館」として
幅広い年代の利用が期待されています。

今後は、この「富士見台ふれあい館」のように、市と補助金制度を活用して
自治体が空き家問題を解決するシステムが増えることが予想されます。

特徴がない小さな空き家でも、地域に役立つ設備として、生まれ変わるかもしれません。

【空家等活用地域活性化拠点整備事業補助金の概要】

(1)募集開始日
平成31(2019)年4月1日(月曜日)から

(2)募集件数
予算の範囲内

(3)補助対象経費
空家等のリフォーム工事に要する費用
家財道具その他の造作の撤去、運搬、処分に要する費用
(注意)住宅設備機器や家具、電化製品、調度品等の購入費用は含みません。

(4)補助額
補助対象経費に3分の2を乗じて得た額とし、150万円を限度とします。(1,000円未満の端数は切捨て)

2.福井県若狭町熊川宿「街道シェアオフィス&スペース菱屋」

江戸期に、若狭と近江の国境の町として機能してきた熊川宿の1.1kmに及ぶ街並みは、
平成8年に福井県ではじめて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

また平成27年には「海と都とつなぐ若狭の往来文化遺産群〜御食国と鯖街道〜」として
日本遺産の第一号に認定されました。

熊川宿の中でも最大級の屋敷「菱屋」は明治元年建造といわれ、約130年の歴史があります。
その家屋を事務所、ショップ、案内所等に利用できる、全7区画の鍵付きの個室と、
借り主だけでなく一般も使えるシェアスペースに改築し、
若狭にサテライトオフィスやお店を持ちたい方の拠点となっています。

自然豊かな地域で仕事に集中、観光客が増える季節はシェアスペースでイベント等と、
メリハリあるワークライフが可能です。
観光地だから特色を出さねば、と敷居が高いですが、最低限のリノベーションで活用できる良い例です。

3.国土交通省 「個人住宅の活用事例について」

国土交通省「個人住宅の活用事例について」(2013年)によると、
空き家の公的な活用例として、下記のような具体例が紹介されています。

①賃貸住宅(普通賃貸借契約、定期借家契約等) 
②宿泊体験施設
③福祉施設(デイサービス施設、グループホーム等)
④コミュニティ活動拠点(交流施設、会議室等) 
⑤子育て支援施設(学童保育クラブ、保育園等) 
⑥芸術活動施設(アトリエ、ミュージアム等) 
⑦医療施設(転地療養施設等) 
⑧事務所(SOHO等)
⑨商業施設

「昔ながらの広いしっかりした家は、取り壊すには惜しいけど管理ができない!」

こういったお悩み持っている方は、まずは自治体に相談してはいかがでしょうか?
空き家解消だけでなく、住民・旅行者・移住者の集いの場を提供することで、
街に活気が生まれ、建物としての価値があがり、また自治体も「ハコモノ」投資の抑制を目指せます。

4.まとめ

空き家といっても立派な不動産、まだ使えるなら地域の活性化にもなります。
自治体や地域の方に相談し、有効な活用法を探りましょう!

空き家なうでは今後も有効な活用方法を紹介していきます。
どうぞご期待ください!

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