コロナ禍のStayHomeで空き家を狙う空き巣が増えています
公開空き家の所有者の皆さんは、「空き家には何も家財を置いていないから、空き巣が入るはずがない」と思っていませんか?
1. 神奈川県で空き巣を100件
ところが、そうではないのです。
2020年11月中旬に神奈川県警が窃盗・住居侵入の疑いで送検した茅ヶ崎市の男は、2019年1月~2020年10月の間に、横浜市、鎌倉市などの県内で約130件の盗みに関与し、計630万円と貴金属460万円相当を盗んでいたのです。
被害を受けたうち約100件が空き家だったといいますから、いかに無防備な、しかも空き巣が狙う獲物のある空き家が多いかを示しています。
報道によると、犯人は「コロナ禍で在宅している住居が増えたので、人の住んでいる家には入りにくくなり、空き家を狙った」と供述しているそうです。
2. データに見る侵入犯罪
警察庁のまとめによると、国内の刑法犯は2002年の285万件をピークに漸減し、2019年には74万8,559件と戦後最少の水準にまで減っています。
このうち住宅侵入窃盗も2004年以降減り続けていますが、2019年は2万8,936件(前年比8.2%減)発生しています。
1日当たりにすると79件になります。
住宅侵入窃盗の手口別の内訳では、空き巣が33.9%と3分の1を占めています。
発生場所別では、戸建て住宅が一番多くて43.9%、次いで一般事務所13.1%、共同住宅(3階以下)10.7%となっています。空き家の比率はわかりませんが、神奈川県の例からみても、かなりの数ではないかとみられます。
3. 狙われやすい空き家
神奈川県の例のように、コロナ禍で空き家を狙う空き巣が増えてはいますが、所有者がしっかり手を打って管理されている空き家には空き巣は入りにくいものです。
しかし、空き家を長期間放置して、庭木や雑草が伸び放題になっていたり、ポストが郵便や広告ビラなどで溢れかえっていたら、空き家であることが一目でわかってしまい、空き巣の標的になってしまいます。
「空き巣に入られても金目のものは置いていないから」と空き巣を甘くみると、近隣の治安悪化を招いたり、空き巣の居着きによる火災の危険なども増える可能性があります。
4 . 空き家にも防犯対策
人が住んでいる、住んでいないに関わらず、防犯対策は大切です。
警視庁の発表によると、2019年の住宅対象進入盗の侵入経路は縁側、ベランダ、居室などの窓からが63.4%、玄関などの出入口からが36.4%を占めています。戸建てではガラス破りが一番多くて67.7%、中高層住宅では51.4%が無施錠による被害です。
警視庁のWebサイト「住まいる防犯110番」では、空き巣対策として「ドアには補助錠、ガードプレート、CP(Crime Prevention=防犯)部品に認定された防犯性能の高い鍵への交換」「窓には補助錠、防犯フィルム、防犯性能の高い部品への交換」を呼びかけています。
CP部品とは、2004年5月、警視庁と民間団体による官民合同会議で「防犯性能の高い建物部品」の普及を促進するため、「共通呼称(防犯建物部品)」と「共通標章(CPマーク)」として制定されたものです。
5. 究極の防犯対策
空き家に一通りの防犯対策を施したとしても、プロの空き巣には万全とは言えません。さらに対策を徹底するには、セコム、綜合警備保障(ALSOK)などプロの警備保障会社のセキュリティ・プランを利用することになります。
会社によりさまざまなプランが用意されていますが、侵入感知、火災感知などに加えて非常時の駆けつけなどのサービスを受けられますから安心です。
料金は、契約時に設置する機器の代金支払いをどうするかで大きく変わってきます。
各社ともWebサイトが充実していますから、比較検討することは容易です。
空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。
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