空き家に関する統計データ①

公開

 空き家に関する統計は、官庁や民間の研究所などから、たくさん発表されています。

原資料は膨大なものが多くて読みこなすのは大変ですが、ビジュアルな要約資料をWebサイトに掲載している役所も多いので、検索してみてはどうでしょう。


1. 【平成25年住宅・土地統計調査】2014年(平成26年)7月 総務省

5年ごとに実施・発表されている統計で、あらゆる空き家関係のレポートに引用されています。

また、都道府県、市町村ごとの分析もWebサイトで公表されています。

2013年10月1日時点で;

 ・全国の総住宅数は6063万戸と、5年前に比べ305万戸(5.3%)増加。

 ・空き家数は820万戸と、5年前に比べ63万戸(8.3%)増加。空き家率は13.5%

 と0.4㌽上昇し、過去最高。

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/pdf/yoyaku.pdf


2. 【共同住宅の空き家について分析~上記調査からの推計~】総務省

・空き家のうち「賃貸用の住宅」と「その他の住宅」の中の共同住宅は446万戸を占め、
そのうち民営の空き家が360万戸、割合は80.7%

・民営の空き家360万戸のうち、(昭和56年)~(平成12年)の20年間にに建てられた住宅が111万戸と30.7%を占める。
ただし、建築時期不詳の空き家も154万戸(42.7%)と多い。

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/tokubetu_2.html


3. 【平成26年空き家実態調査】2015年(平成27年)11月 国土交通省

上記の総務省調査を基に無作為に抽出した戸建て空き家等を対象;

・人が住まなくなってから5年以上経過しているものは36.4%

・建築時期は1980年(昭和55年)以前(旧耐震基準時代)のものが62.3%

・所有者の年齢は高齢者(65歳以上)が55.6%

・取得した経緯は「相続」が最も多く、52.3%

・空き家にしておく理由のうち「解体費用をかけたくない」が39.9%

http://www.mlit.go.jp/common/001109892.pdf


4. 【平成30年住宅・土地統計調査】総務省統計局

最新の調査は昨年の秋に実施されており、その結果は今年発表される予定です。

総務省のWebサイトによると、今回の調査では「近年において多様化している国民の居住状況や少子・高齢化等の社会・経済状況の変化を踏まえ、住宅のストックのみならず、少子・高齢社会を支える居住環境、耐震性・防火性といった住宅性能水準の達成度や省エネルギー性能住宅、土地の有効利用状況を明らかにすることをねらいとしています」としています。   

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/tyougai.html#1





 

 

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

 

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