空き家問題におけるボランティア活動

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空き家問題に関わるボランティア活動は様々なものが存在します。Activoは国内最大級のNPO・社会的企業のボランティア・職員/バイトの情報サイトですが、「空き家」をキーワードとして入力するといくつかの案件がヒットします。

その中には、古民家を活用した企画の募集、集落再生のためのインターンシップ、空きテナントを活用したシェアキッチン、古民家再生ボランティア、田舎暮らし体験ボランティア、民泊運営ボランティア、空き店舗対策ボランティア、生活支援ボランティアなど様々な形で空き家問題にボランティアが関わっています。ここでは、私が興味を持ったいくつかの活動について紹介したいと思います。


1. 空き家の片付けを実践しているボランティア「NPO法人みんなの街」

人が住まずに放置されているような家は、中にそのまま物が沢山残されていることが多く、それを片付けるのが面倒なため、不動産や空き家バンクに登録されず有効活用されていないケースが多々あります。

山梨県北杜市の「NPO法人みんなの街」では、体験宿泊施設を確保することを目的に、田舎で家財道具などが放置されたままの民家の片付けを請け負っています。片付けの終わった民家は、田舎体験暮らしの施設として活用されています。



2. 古民家をリノベーションする「空き家レンジャー」

神奈川県葉山町にある「空き家レンジャー」は、空き家を目的を持って改装し、新しい形で再利用しようと活動しているボランティアです。

これまでに、葉山ファクトリー、葉山キッチン、シェアハウス海古屋を手がけています。現在は、空き地再生プロジェクト「湘南小屋ビレッジ」をスタートさせ、鎌倉と逗子の海が180度も見える丘の大きな空き地に休暇で過ごすための小屋の村を作ろうとしています。


3. くらしを支援する「NPO法人ワンネス」

大阪府豊中市にある「NPO法人ワンネス」は、体調を崩されたり高齢になり日頃の生活に困っている人たちの生活支援を行っています。

この法人は、豊中市と協働で定期的に月6回『住み替え相談会』を実施しています。そうした相談の中で、体調を崩されたり高齢になり今住んでいる家が住みにくくなり、新しい住まいを探そうとする方が多くいます。

実は、その『住みにくい』の内容は、「体力がなくなり、庭の剪定が自分で出来なくなった」、「足が悪くなり、高い所にのぼって電球交換が怖くてできない」、「以前は車の運転が出来たので、近くに買い物できるお店が少なくても買いだめできたが、運転免許を返却してから買いだめも出来ず不便になった」と、もし誰かが手伝ってくれれば解決できる問題が多いことがわかっています。

「NPO法人ワンネス」では、こうした生活に困難を感じている人たちの生活支援をしています。家は人が住んでこそ生かされるもので、これも空き家問題解決のための一つの手段ではないかと思います。


4. ボランティアとは

ボランティアとはどういったものでしょうか?ボランティアは自発的に行くという意味です。ボランティアは、強制されて行くものではなく、金銭的な見返りは求めません。ボランティアは、相手が喜んでくれたらいいか、とか、自分が楽しめればいいか、というモチベーションで行うものだと思います。つまり、ボランティアは、相手に見返りを求めず、片務関係であることが基本です。

空き家問題を解決するためのボランティアも同じだと思います。活動をしていて「楽しい」というのが基本であり、あまりに「辛い」と感じるようであれば、活動を見直す勇気も必要です。






 

 

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

 

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