空き家をそのまま放置するデメリットとは?固定資産税6倍/損害賠償請求など

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総務省の「平成30年住宅・土地統計調査結果」によると、特に使用する目的がなくそのまま放置している空き家が20年でおよそ2倍に増えているとのことです。

空き家をずっと放置していると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

損害賠償を請求される?

空き家を放置すると、老朽化による倒壊の他、不法投棄、空き巣、火災、断水などのリスクが高まります。

実際、空き家の水道管が破裂して漏水が発生した結果、周辺のおよそ1万世帯で、断水や水が出にくい状態になるというトラブルが発生しています。

また、空き家の倒壊などにより怪我人が出た場合、損害賠償を請求される恐れもあります。

固定資産税が倍増する?

政府は倒壊の恐れがある空き家(特定空き家)に対して固定資産税が6倍になる措置を行っています。

2023年以降は、固定資産税が6倍になる空き家の条件が増え、今までは「セーフ」だった空き家も固定資産税が倍増する恐れがあります。

具体的には、「管理不全空き家」という区分が新しく設けられます。放置すれば「特定空き家」になるおそれがある空き家が対象となります。
指定された空き家の状況が改善されない場合は、固定資産税の減額措置を解除するとしています。

補助金を活用しよう!

いざ空き家を解体しようと考えても、その費用はとてもかかります。

そこで自治体によっては、老朽化した空き家の解体費用を補助するところもあります。

たとえば、兵庫県神戸市では、解体工事に要した費用の最大100万円を補助しています。

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