空き家を放置すると、どんなリスクがありますか?

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管理が面倒くさいからと言って、空き家をずっと放置していると、さまざまなリスクに見舞われます。

今回は空き家の放置によってどんなリスクが生じるかについて解説します。

空き家の取り壊し

状態が酷い空き家は「特定空き家」と指定され、国や自治体から解体を命じられる場合があります。

それを無視すると、空き家が勝手に解体される恐れがあります。その解体費用はもちろん請求されます。

その解体費用も払わない場合、土地を勝手に売られる場合もあります。

他人に怪我を負わせる

空き家の所有者には、民法上の「工作物責任」があります。

万が一、空き家が倒壊して誰かが怪我をした場合、その責任を問われます。

被害状況によっては、数千万円規模の損害賠償請求がなされるリスクもあります。

物件の価値が下がる

空き家の放置により状態が悪化して、カビが大量発生したりシロアリに食われたりすると、当然物件としての価値が下がります。

空き家を売却できたとしても、相手から契約不適合責任を負わされ、損害賠償請求も求められるリスクもあります。

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