空き家をお化け屋敷に~地域活性化に一役~

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空き家を管理せずに放っておくと、やがて荒れ放題となり、ゴミ屋敷とかお化け屋敷と言われるようになります。

ところが、このお化け屋敷をアミューズメントのお化け屋敷、つまり本物のお化け屋敷に変身させて、
地域の活性化につなげている例が、全国に数多く存在しています。


1. 方南町お化け屋敷オバケン 畏怖咽び家(いふむせびや)

Google検索で「空き家 お化け屋敷」のキーワードで検索すると、このサイトが「畏怖 咽び家 – 方南町お化け屋敷オバケン」の
タイトルでトップにあり、ずら~っと関連のタイトルが並んでいて、驚きます。

炎上しているといってもいいくらいの盛り上がりぶりです。
いまや全国ブランドどころか世界ブランドともいわれるほど有名なお化け屋敷なのです。

東京・杉並区の東京メトロ方南町駅にほど近い空き家を買い取って、
ミッションクリア型の新感覚のお化け屋敷に変身させた仕掛け人は、ホラーアトラクションのプロデュース集団・オバケン。

「家に潜む殺人鬼に見つからないように、ヒントやアイデアを探しながら無事生還を目指す」のがコンセプトで、
リピーターも多いとのこと。
地元の方南銀座商店街とも連携して、「まちの遊園地化」を目指し、地域の活性化に一役買っています。

このお化け屋敷はWebサイトでの予約が必要で、料金は前売り2,600円、当日3,000円。所要時間60分。
グループの場合、定員は6人。小学生以上でないと入れませんし、小学生には高校生以上の同伴が必要です。

予約した人は当日、方南町駅でスタッフと待ち合わせて出発。
不動産業者が顧客を空き家の下見に案内するという趣向で、そこからストーリーは始まります。


2. お化け屋敷 人間紫陽花

2019年8月10日~19日の10日間、ホラーコンテンツのクリエイター集団「KYOUI」が、
鎌倉を舞台にしたお化け屋敷「人間紫陽花」を開催しました。

集団の名前「KYOUI」は「驚異」と「脅威」をつくるというコンセプトで付けたもの。

場所は、鎌倉駅から徒歩10分、由比ガ浜通の空き家を利用したもので、
鎌倉のアジサイをテーマに地域に根ざしたストーリー展開。「アート性が高い」お化け屋敷を表現したそうです。

イベントの実施に当たっては、クラウドファンディングで53人の賛同者から245,500円の資金を集めました。
商店街とのコラボレーションにも取り組んで、ミステリージュース、火の玉ハイボールなどが開発され、
地域の活性化に一役買いました。

この地域は、6月は長谷寺のアジサイを見る人でにぎわいますが、
8月は由比ガ浜海水浴場に人が流れてしまうという事情も、この背景にありました。

「KYOUI」のメンバーは2014年~16年の夏に5日間、京都三条会商店街の空き家でお化け屋敷イベントを催しています。

お化け屋敷を創りたい学生をツイッターを通じて集めて、フリーペーパーやクイズラリーなど、
商店街とのコラボレーションで商品開発したのも、同じ手法です。


3.館山恐怖倶楽部 臨怪荘

元は千葉市の臨海合宿施設・臨海荘、公設の臨海学校を民間団体が買い取って、2階を宿泊施設、1階をお化け屋敷にしたもの。

「臨海荘」を「臨怪荘」に変え、評判になりました。

当初は新しい施設への建て替えを計画していたそうで、
下に古墳が埋まっていることがわかったため建て替えが不能になり、方針を転換。

お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんが「里見八犬伝」を舞台に、
臨海学校に集まった8人の生徒に不幸が降りかかるストーリーをコンセプトにつくっています。

なお、現在はリニューアルのため、お休み。営業再開は未定。


4.まとめ

空き家をうまく活用している地域・自治体はたくさんあります。

このような事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

 

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