東京のレンタルスペース~テレワークの普及も追い風に~

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全国版空き家バンクで「東京・賃貸(レンタル)」の検索をしてみると、(株)LIFULL、アットホーム(株)の両サイトともゼロ~数件という状態です。

では、東京に空き家はないのでしょうか。
そんなことはありません。全国版サイトでは東京のくくりは大きすぎるようです。

2018年住宅・土地統計調査によると、東京都の空き家は約81万戸で、空き家率は10.6%。2013年調査に比べ戸数は0.9%減少し、比率は0.5ポイント低下しました。

空き家率は全都道府県の中では45位です。
しかし、絶対数は全国の空き家の1割近くを占めるのですから、半端な数ではありません。
しかも、このうち賃貸(レンタル)用の空き家が約7割を占めています。


1. コロナ禍でレンタルスペースに注目

新型コロナウィルス禍を機に、仕事を自宅で行うテレワークが増え、コロナ後も定着するのではないかと、いわれています。

しかし、自宅では家族がいて仕事に集中できない、インターネット環境が十分でない、またカフェなどでは感染リスクが心配との声もあり、これに対応する場所として、様々な形のレンタルスペースが注目されています。

同時に、コロナ禍とは関係なく空き家のレンタルサービスが定着しつつあり、様々なニーズに対応するサービスが増えています。

(株)スペースマーケットが運営するWebサイト「テレワーク向けスペース応援特別プラン」には、約500件のレンタルスペースが紹介されており、うち東京が半数近くを占めています。

Wifi環境が整備され、レンタル料は1時間当たりワンコイン500円から、様々なグレードが用意されています。
また、同社の「貸し切りできる一軒家レンタル」には、約700件のスペースが紹介されており、うち3割が東京。
ホームパーティー、忘年会、料理教室、撮影会、会議など向けにレンタルされています。

(株)Rebaseのレンタルスペース・マッチングサイトInstabase「東京で人気 レンタルスペースおすすめランキング」には約2,400件が登録されています。

同社の分析では、1時間当たり料金は平均494円。
人気のメインは20人ほどで1時間3,000円前後。用途は会議、商談、勉強会、歓送迎会など。

(株)ルーヴィス(roovice)が提供している「カリアゲ」は築30年以上の空き家を借り上げて、リノベーションのうえ6~8年間、転貸するサービス。

オーナーの費用負担はなく、契約期間中は賃料の10%がオーナーに支払われ、契約終了後はオーナーに戻されます。



2. 東京にも古民家レンタル

首都・東京にも戦前から生き残った古民家を再生し、レンタルスペースとして提供している事例がたくさんあります。

なかでも築106年、大正初期に建てられた「小石川大正住宅」(文京区)は「都心に残った小さな古民家」として、撮影、対談、和事サークルなどに愛用され、マスコミでもよく紹介されるレンタル古民家の一つです。

関東大震災、東京大空襲、東日本大震災にも耐えて奇跡的に生き残り、2015年には全国古民家再生協会から第3回再築大賞を受けています。

建物の保護のため、人数制限が厳しく、激しい戦闘シーンの撮影などは禁止されています。

利用は、個人の場合、8人まで。平日一棟貸し切り料金は1時間5,000円。
商用は10人までで、貸し切り1時間1万円。


3. 東京都空き家情報サイト

知っておきたい空き家のアレコレが詳しく紹介されている東京都のWebサイト。

2019年10月に第2冊が発行された「東京空き家ガイドブック」のPDFがダウンロードもできます。

空き家の基礎知識と、「売れない借地権付きの物件にレンタルハウスとして借り手がついた」などの解決例も豊富に掲載されています。

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

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