空き家と求人の密接な関係

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かつてステータスシンボルであった不動産を持つことが、今や「どうしよう?」と途方に暮れる心労の種になることも…

多くの親世代が守ってきた実家は、かつてニュータウンとして開発された郊外の住宅地にあります。
住宅市場は縮小の一途をたどり、今更売りに出したところで、地元の不動産業者から提示される金額は二束三文。

高度経済成長期に開発されたニュータウンは、どこも似たような状況だといいます。

親の家を相続した世帯の多くは実家から遠く離れた都会で暮らしていることが多く、空き家状態になった家の管理に頭を悩ませるという状態であるのも子供の世帯に共通しています。


1.空き家管理の求人

そんな時、助けを求めて相談をするのは不動産取引の専門家でしょうが、彼らの業務にも変化が見られるようです。

ある求人サイトでは不動産コンサルタント業務は、「空き家・空地の有効活用のための企画力など問題解決能力が磨かれます」と謳っています。

一時的にできた空き家が不動産取引で次の入居者に引き継がれれば、何の問題もないわけです。

しかし、多くの不動産が「空き家」となってしまい、長い間人が住まないままで維持していかなければならないとなると、有料で建物の管理を委託することになります。

そこには別の雇用が生まれますが、空き家の維持管理は現状維持にとどまり、活用が難しいと判断されれば、取壊しという結論が待っているかも知れません。
オーナーにも、維持管理を委託された事業者双方にとって悩ましく悲しい末路です。


2.空き家の活用


一方で、人の往来が期待できる利便性の高い場所にあり、文化財的な価値が認められ、さらに建物としても魅力のある空き家の場合はどうでしょう。

リノベーションを経て新たな役割を与えられ、活用される可能性が高いです。

その多くは、近年注目を浴びている古民家再生による魅力的な建物ではないでしょうか。
カフェやゲストハウス、シェアオフィスなどとして若者からシニア層にまで愛される「家」があちこちに生まれています。


3. 空き家をサテライトオフィスに


総務省の「地方公共団体が誘致又は関与したサテライトオフィスの開設状況調査結果」で、北海道と並んで全国1位となった徳島県は、サテライトオフィスの誘致にとても力を入れています。

現在県内でサテライトオフィスが集積している地域は神山町、うだつの町並みで有名な美波町、そして西阿波地区(三次市、美馬市、つるぎ町、東みよし町)といった地域です。


サテライトオフィスの開設場所として多くの企業に選ばれた要因の一つが行政が整備した高速ブロードバンド環境であり、手厚い地元自治体の移住者支援だといいます。

それぞれの地域はその特性を生かして、古民家や空き家を再生していますが、中でも神山町の建物は世界的にも注目され、多くの見学者が訪れています。
ここでは多くの古民家が再生され、子供たちも一緒に移住してきたファミリーや若者が、地元で採用された人々と共に働き、地域行事にも参加しているのだそうです。


4. 求人@再生された空き家


空き家を再生して何らかの営業活動を始めた企業が、その地元に溶け込むにはやはりその土地に住む人と継続的に関わることが必要です。

ちなみに神山でオフィスを開設したある企業は地元採用の従業員数が半数以上になったそうです。

空き家をリノベーションして複数の企業がシェアできるオフィスが、そこで働く人々と地元の人々を結び、それぞれ互いの強みを生かしてイノベーションを起こしています。


5.全国空き家再生セミナー


株式会社エンジョイワークスの「全国空き家再生セミナー」が1月から3月にかけて全国6都市で開催されています。

宅建業者、まちづくり団体、企業、自治体、地域の金融機関、地域住民などすべてのステークホルダーが連携することで、まちぐるみで空き家の有効活用を進めようという取り組みです。

自治体も積極的に空き家活用に取り組もうとしている今、地元の雇用創出のためにも注目したい動きです。

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

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