空き家を貸してみませんか?
公開ある日突然に空き家を抱え込むことになったら、遠距離の場合や需要の見通しが立たない場合もあり、
どう対処していいのかわからなくなってしまうこともあるかもしれません。
条件が悪くても家は大きな資産の一つです。賃貸物件として市場に出すことで収益を見込むことができます。
とは言え借りてくれる人があってこその家賃収入ですので、借り手を探すことが第一歩になります。
1.家を賃貸に出す場合のメリットとデメリット
もっとも一般的なのは不動産業者に仲介を頼むことです。住所や間取り、築年数などから家賃が決まり、
不動産サイトや店頭で広告を出してくれます。広告を見た入居希望者が家の内覧に訪れますが、
遠方の場合など事情もありますので業者に任せて、必ずしも所有者が同伴する必要はありません。
いざ契約となりますと、家賃の他に礼金、敷金を入居者にいただくことになります。
各々たいてい1~2か月分が一般的です。礼金は仲介料として不動産業に渡ることが多いです。
敷金は家賃滞納や修繕する必要がある時の保証として「預かる」といった意味合いのものです。
火災保険は入居者に「借家人賠償責任特約」がついた火災保険に加入してもらいます。
不動産業者を介した契約では、業者が書類を準備してくれていて、内容確認をしながら署名・捺印をして契約が成立します。
書類は郵送でもかまいません。
メリットは、設定された家賃のすべてを受け取ることができることです。敷金も自分が預かります。
サブリースと違って賃料の設定も自分で決めることができます。
デメリットは、家賃の滞納があったときや空室になってしまったら、次の入居者がみつかるまで家賃を受け取れないということです。
空室が続くときは早く新しい入居者を入れるために賃料を下げざるを得ないこともあります。
また、滞納や問題のある入居者などのトラブル対応をしなくてはなりません。
2.家をサブリースに出す場合のメリットとデメリット
一方でサブリースという方法があります。
空き家をサブリース会社に借りてもらい、サブリース会社はその物件を実際の入居者に転貸するというものです。
所有者から見た空き家の借り手はサブリース会社になり、所有者と入居者とはかかわることがありません。
サブリース会社への委託料は平均で家賃の2割程度です。
メリットは、物件の管理をしてもらえるということです。入居者との契約やトラブル対応はサブリース会社が行ってくれます。賃料の収受もサブリース会社が行い、滞納があっても保証されます。空室になった場合も同様です。賃貸の様々なリスクやトラブルが軽減されます。
デメリットは、賃料のおよそ2割をサブリース会社に支払わなくてはなりません。礼金、敷金、更新料はサブリース会社が受け取り、所有者が受け取ることはありません。「保証30年」とよく謳われていますが、契約自体は2年更新のことが多く、家賃は見直しがあり当初設定された賃料が30年後まで約束されるというものではありません。
3.家を貸す場合の注意点
注意点としては、設定される家賃が近隣の物件よりも低くないかチェックしましょう。
サブリースの場合、会社が受け取る割合は業者によって違います。
できるだけこちらが受け取る割合が高いところを選びましょう。
また、サブリース会社は借家人でありますから借地借家法で守られており、自由に解約ができない可能性もあります。
コストがかかってもいいから賃貸経営のリスクや煩雑さをカットしたいという場合、
自分でできることはできるだけ自分で行って、できるだけ利益を上げたいという場合など、考え方は人それぞれです。
自分に合った経営法で空き家を活用しましょう。
空き家なうでは、今後も空き家の活用方法などの情報を提供してまいります。
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