地震で倒壊する危険のある空き家を解体しよう

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昨今空き家の増加が問題視されています。

その家の住人が亡くなっても、子どもが別の場所に住んでいるため、
放置されて空き家化してしまうというケースがとても多いのです。

空き家をそのままずっと放置しておくと、老朽化しても何ら修繕されないため、いつかは崩壊してしまいます。
最悪の場合、近隣の方に被害が出てしまう恐れもあります。

こうした事情から、自治体の多くは、なるべく空き家を減らそうとさまざまな対策を講じています。

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1.姫路市老朽危険空き家対策補助金交付制度


たとえば、兵庫県姫路市では、空き家の解体撤去費用の一部を補助しています。
老朽化して崩壊する危険がある空き家の解消を促進し、市民の安全と安心を確保することが目的です。
以下主な要件となります。

2.崩壊の危険がある空き家の判断基準


 ① 姫路市内にある、概ね10年以上使用されていない建築物
 ② 一戸建ての住宅で、2分の1以上が居住のために使用されていたもの
 ③ 老朽化の程度の基準を満たすと判定されたもの
 ④ 老朽化により敷地周辺に及ぼす危険性が著しいもの
 ⑤ 所有権以外の抵当権などが設定されていないこと

3.依頼する工事施工業者について


解体撤去工事を行う工事施工業者については、以下の条件を満たす必要があります。

 ① 建築工事業、土木工事業又は解体工事業のいずれかの許可を受けていること
 ② 姫路市登録業者 又は姫路市内に本社、本店を有する業者

4.補助額

  • 補助率:3分の1以内
  • 補助上限額:50万円まで


たとえば、空き家の解体工事を業者に依頼した際の経費が120万円かかった場合、
補助率3分の1で40万円の補助金が支給されます。

また、経費が210万円かかった場合、210万円の3分の1は70万円ですが、
補助上限額の50万円が支給されます。

5.募集期間


平成30年11月30日まで 平成30年度の募集は既に終了しています。
平成31年度の公募をお待ちください。

また、予算が尽き次第終了となります。
そのため、公募が開始された場合は、お早めの申請をおすすめします。

6.問い合わせ先

〒670-8501
姫路市安田四丁目1番地
姫路市都市局まちづくり推進部住宅課 庶務・住宅政策担当
電話:079-221-2642
FAX:079-221-2639

7.まとめ


日本全国において、空き家の数は年々増加しています。
それに比例して、所有者不在のため、老朽化しても耐震強化などの修繕工事がされない空き家も増加しています。

つまり、万が一震災などの災害が発生した場合、真っ先にそういった空き家が崩壊し、
人々が巻き込まれてしまう危険性が非常に高いということなのです。

空き家をお持ちの方は、このような補助金も出ているので、
是非とも解体などのご対応をすることをおすすめします。

空き家なうでは、今後も皆さまにご活用いただける
助成金・補助金情報をご紹介していきますので、ぜひご覧ください。


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