空き家をスタジオとして活用する

公開


「ハウススタジオ」とは、写真撮影や映像制作などのために撮影用住宅を貸し出す事業です。

1.ハウススタジオと空き家

大規模な撮影スタジオは昭和の映画全盛時代から、
大船や太秦(うずまさ)撮影所などがありましたが、
ニーズの多様化やコスト削減を目的に
小規模な貸しスタジオの需要が増えてきました。

特に洋風・和風を問わず、
センスの良い建物の内観・外観は、多くの制作者に好まれ、ドラマ、CM、写真撮影、
アーティストのプロモーションビデオなどに利用されています。

また、広々とした空間やセンスの良さを生かしてヨガスタジオや
ワークショップのスタジオとして活用されることもあるようです。

日本では、現在空き家が増えていることが問題視され、
空き家は今後もどんどん増えていくと予想されています。

政府も対策を立てているものの、
空き家の増加は拍車がかかっているのが現状です。

空き家を活用するには、
「1. そのまま利用する。」
「2. 建て替え、または、リフォームする。」
「3. 更地にする」、と大きく3つに分けられます。

「1. そのまま利用する。」
「2. 建て替え、または、リフォームする。」
の範ちゅうに入る代表的な活用方法としては、

シェアハウス、カフェ、保育園、
高齢者向け住宅、公営住宅、宿泊施設などをよく見かけますが、

ここでは、ちょっと変わった利用法として、空き家をスタジオとして活用する方法、「ハウススタジオ」について紹介します。


2.ハウススタジオに向く空き家の条件

ただ、「ハウススタジオ」に向く空き家には、
撮影に使用していくため、色々な要件が求められ、敷居は高く、いくつかの条件を満たす必要がある気がします。

まず、近隣の住民とのトラブルを
避けられるかどうかが最低の要件となります。

田舎の一軒家であれば、それ程気にする必要はないと思いますが、
もし、住宅街の一角であれば、「ハウススタジオ」をオープンするには、
防音対策を施したりといった近隣の住民に迷惑をかけないための工夫をし、
スタジオとして使える環境を整える必要があります。

また、絶対ではないのですが、住宅を撮影スタジオとして貸し出す事業のため、
住宅の形態は、撮影のための多くの機材やスタッフなどが収容できる余裕があり、
近隣住民からの苦情やトラブルも防ぎやすい戸建て住宅が好ましく思われます。

もし、所有されている空き家にこだわりがあるのであれば、
ハウススタジオ内に、家具や調度品、日用雑貨など、住宅のイメージにあったものなどを備える、

また、ストロボ照明スタンド、カラーライト、反射板、バック用壁紙などの機材を備えることも考えられます。

3.ハウススタジオの注意点

「ハウススタジオ」は、一般的な日常生活の雰囲気を打ち出しているスタジオ(住宅街の戸建住宅)から、
非日常な雰囲気を打ち出しているスタジオ(洋館、郊外のペンションなど)まで多岐にわたります。

利用者は撮影内容に応じて、特徴あるハウススタジオを使い分けることを念頭におく必要があります。

自分の所有する「ハウススタジオ」で撮影がされ、
もし、ヒットして有名になれば、少し自慢ができそうで夢がありそうな話ですが、
資金的には、なかなか贅沢な空き家活用法と言えそうです。

「ハウススタジオ」の運営を他者に依頼する場合、管理体制のずさんな運営者もいるので注意が必要です。

ハウススタジオの運営は現場にスタッフを派遣し、適切な撮影が行われているか立ち会うのが通常ですが、
中には誰も派遣させず利用者に任せたままの「キーボックス運営」をする運営会社があります。

平成30年に「日本ハウススタジオ協会」が創設されました。
ここでは、ハウススタジオ間の情報共有、撮影対応における指針、
また適性スタジオとして審査及び、認証を行っており、
スタジオとスタジオスタッフの意識向上、ハウススタジオの地位向上を目指しています。

「ハウススタジオ」の開設や運営に関して課題があるようでしたら、
相談されてはいかがでしょうか。




空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

●空き家オーナー様必見!空き家見廻り隊●

空き家を持っているが、場所が遠くてどうなっているか心配。
実家を相続したが、草ボーボーだとご近所の目が…
無人の実家の郵便受けがいっぱいだと、放火されそうで怖い。
など空き家の所有者として心配事はたくさんあります。

そんな悩みの解決にナビットの「空家見廻り隊」をご利用ください!

詳しくはコチラ

あわせて読みたい