ワーケーション、空き家活用への期待

2020年は新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で多くの人たちが、在宅勤務やレンタルオフィスでのテレワークを送る日々を続けています。

その中で注目を集めてきているのが、ワーケーションと呼ばれる過ごし方です。

ワーケーションとは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地でテレワークを活用して働きながら休暇をとる過ごし方を言います。

ワーケーションとは、在宅勤務やレンタルオフィスとは違い、リゾート地で休暇を楽しみながら働くという新しい仕事のスタイルを言います。

ワーケーションへの期待は非常に高く、様々な自治体、リゾートホテルを運営する企業などが関心を寄せており、空き家活用の期待も若干あるようです。


1. 企業、自治体によるワーケーションの取り組み

2019年11月に「ワーケーション自治体協議会(WAJ)」が設立されました。

北海道、長野県、沖縄県をはじめ、現在、全国1道6県58市町村が加盟し、ワーケーションに必要な設備を整えた施設を貸し出すなど、普及活動を展開しています。
リゾートホテルなどの宿泊施設の一部、空き家、屋外の空間を活用して、WiFi環境を整備するなどしてワーキングスペースを設置することを目指しています。

このコロナ禍の中、ワーケーションに最も注目しているのは、リゾートホテルや宿泊施設ではないかと思います。

万座プリンスホテル、屈斜路湖プリンスホテル、白馬樅の木ホテル、箱根小涌園 天悠、伊豆ハウス ラグジュアリーログ暖炉、志賀高原癒しの湯・幸の湯、札幌グランドホテル、&AND HOSTEL、軽井沢星野エリア、星のや、など、非常に多くのホテルや宿泊施設がワーケーションプランを用意しています。

ワーケーションプランで多く見られるのは、そのリゾートの良さを活かして仕事の疲れを癒し、意欲を高めるような付加価値を付けたプランです。

高松市は、瀬戸内海の男木(おぎ)島、女木(めぎ)島と、南部の塩江の3地区で、休暇も楽しみながら仕事をこなす「ワーケーション」を推進する計画を明らかにしています。

ワーケーションに必要な空間づくりやネット環境の整備を後押しする制度で、3地区でWiFi環境を整備したり、誰でも仕事などに利用できるワーキングスペースを設けたりした事業者に、最大200万円を補助する制度を設けています。

株式会社ワンストップビジネスセンターは、起業家や個人事業主を対象にしたバーチャルオフィスを運営する企業ですが、ワーケーションという言葉が知られる以前から、同社は地方で合宿スタイルの共同作業を行ってきています。

北海道ニセコ町では、ニセコ中央倉庫群という施設にテレワーク設備を完備することで再活用した交流施設、鹿児島県錦江町では、廃校になった中学校を再活用した施設を利用しワーケーション事業を展開しています。

いずれの施設も町の協力を得ての事業展開になります。

株式会社ベルは、新事業としてワーケーションが体験できる、コミュニティ形成型コワーキングスペースの施設運営を江ノ島で開始しています。

ベルでは、WorkationPlusを展開し、ワーキングネットワークとして湘南で働く人々を交流させることによって、お互いのビジネスを加速させることを目指しています。


2. 空き家となった別荘などをワーケーションで活用する

栃木県那須町では、国の「お試しサテライトオフィス」制度に町内の空き家となっている別荘1棟を登録しています。

「お試しサテライトオフィス」制度に登録された物件は、総務省のホームページに写真や住所、問い合わせ先などが掲載され、サテライトオフィスを探している企業などが検索できるようになっています。

同町では、増加傾向にある別荘などの空き家のサテライトオフィス活用を検討しています。

ただ、空き家となった別荘の活用は、在宅勤務での活用が主流になるように思われます。

新型コロナウイルスの感染拡大の結果として在宅勤務が見直され、在宅勤務のスタイルとして、地方移住への関心が着実に高まっているように思われます。

地方で過ごすことに関心の高い人たちは、ワーケーションよりも地方移住のために空き家を購入して住むように思われます。

なお、希望の移住先としては、北海道(15.7%)、長野県(15.4%)、静岡県(11.4%)が上位3県になっているそうです。


3. まとめ

ワーケーションとは、観光地やリゾート地でテレワークを活用して働きながら休暇をとる過ごし方を言いますが、最もワーケーションに熱心な取り組みを見せているのは、リゾートホテルだと思われます。

空き家になった別荘をワーケーションに活用しようとする動きも見られますが、調べた限りでは、その件数は少ないです。

空き家になった別荘は、在宅勤務に活用するケースの方が多いように思われます。

空き家なうでは今後も空き家に関する情報、体験談をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。

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